【WRCのために生まれ、姿を消した名車の功績】三菱「ランサーエボリューション」の歴史と、現行モデルに引き継がれる伝統のテクノロジー
その後、1994年には2代目のランサーエボリューションⅡが登場。初代モデルがラリーの実戦で培った経験を活かし、サスペンションなどを改良。主に操縦安定性のアップデートなどを行った。また、エンジンは最高出力を10PS増した260PSとし、さらなるパワーアップも図っている。
そして、1995年に登場したのが、3代目ランサーエボリューションⅢ。このモデルでは、年々ハイスピード化するWRCでの戦闘力を高めるため、主に空力性能の向上を中心に改良を実施した。バンパーやリアスポイラーなど、外装各部のデザインを刷新。フロントバンパーは開口部を拡大する改良も施し、エンジンの冷却性能も向上させている。
また、4G63型エンジンは、再び最高出力を10PSアップし、270PSとさらにパワーアップを実現。加えて、ボディカラーには「ダンデライオンイエロー」を設定。のちにランエボの象徴となるイエローを最初に投入したモデルとなった。
なお、このランサーエボリューションⅢで戦った1996年シーズンのWRCでは、エースドライバーのトミー・マキネン選手(フィンランド)が9戦中5勝を挙げ、自身と三菱にとって初となるWRCドライバーズ・チャンピオンを獲得。一躍ランエボの名前を世界に轟かせることとなった。
第2世代:1996~2000年「3ナンバーボディに進化」
一方の第2世代。ベース車のランサーが1995年にフルモデルチェンジを受けて4代目となり、ランエボも進化。1996年に登場した4代目「ランサーエボリューションⅣ」、1998年登場の5代目「ランサーエボリューションⅤ」、1999年登場の6代目「ランサーエボリューションⅥ」がこの世代のモデルといえる。


















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