寒波で注目のキーワード「予防的通行止め」とは? 方針転換で急浸透してきた新しい考え方

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近年、大雪時の事故や立ち往生を防ぐ「予防的通行止め」が実施されている(写真はイメージ、Beautiful-Scenery-Japan / PIXTA)

このところ「最強寒波」や「最長寒波」「警報級の大雪」といった報道や天気予報が相次いでおり、実際に雪による高速道路の交通障害が顕著になっている。

年が明けてすぐの1月2日の夜には、帰省からのUターンなどの車で混雑する山陽道の「大野IC~大竹IC間」(広島県)で雪によるノーマルタイヤ車のスタックが発生。渋滞は最長23kmまで延び、多数のクルマが高速道路上に取り残された。

インターネット上では、トンネル内でスマホや車載テレビの電波が届かず、「状況がわからないまま長時間閉じ込められた」、福岡から広島まで通常4時間程度の区間に「17時間もかかった」といった、渋滞に巻き込まれた人たちからの声が見られたことも、記憶に新しい。

昨年末にはスリップを原因に20台が炎上した事故も

山陽地方は暖かく、雪が降らないイメージがあるが、大陸からの冬の季節風をブロックする高い山地が北西方向にないエリア、ちょうど山口県や広島県西部は、強い冬型の天候になると降雪は珍しくない。

筆者は、以前山口市に住んでいたことがあるが、瀬戸内側の町であるにもかかわらず、冬は日本海側の天気に近く、しばしば雪に見舞われたことを思い起こす。

四国の愛媛県などがときおり雪に見舞われるのも、関門海峡付近を雪雲が通り過ぎ、四国山地にぶつかることで、日本海側のような気象条件になることが原因だ。

また、昨年末の12月26日には、関越道の「水上IC」付近で、雪によりスリップしたトラックの追突がきっかけで多重事故が発生。20台以上のクルマが炎上し、2人が死亡、26人が重軽傷を負うという惨事となった。

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