この事故で、首都圏と新潟県中越地方を直接結ぶ道路交通が長時間にわたり途絶。事故が起きた下り線の通行止めは41時間にも及んだ。
テレビなどで、長野経由での上信越道や郡山経由での東北道・磐越道への迂回を促す、見慣れない表示が流れるほどの大きな事態に発展した。こちらも年末の帰省シーズンと重なり、多大な影響を及ぼす雪による事故であった。
こうした事故や大渋滞を防ぐために近年導入されているのが、暴風雪などの悪天候が予想される場合に、あらかじめ高速道路をクローズする「予防的通行止め」である。
かつては、「幹線道路はできるだけ通行止めにしない」ことが鉄則だったが、2018年1月の首都高、同年2月の国道8号「福井・石川県境」付近、20年12月の関越道「月夜野IC~小出IC」間、21年1月の北陸道「福井IC~金津IC」間で発生した車両滞留などを経て、道路管理者は「人命を最優先に、幹線道路上の大規模な車両滞留を徹底的に回避する」と方針を大転換し、予防的通行止めが浸透してきた。
1月24日に大規模な「予防的通行止め」を実施
この施策がかつてないほど広範囲に実施されたのが、今シーズンの1月下旬に日本列島を襲った大寒波に備えるための予防的通行止めである。
今冬、最強の寒波襲来といわれていた1月24日(土)午後11時には、北陸道の「長浜IC~武生IC」、舞鶴若狭道「舞鶴西IC~敦賀JCT」が通行止めとなったのを皮切りに、翌25日(日)午前2時には、東名高速道路「小牧JCT~小牧IC」、名神高速道路「小牧IC~栗東湖南IC」という大幹線、それに接続する東海北陸道「一宮JCT~一宮木曽川IC」、東海環状道「養老IC~美濃関JCT」、北陸道「米原JCT~長浜IC」が通行止めとなった。


















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