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〈5年ぶり〉三菱自動車が社長交代へ⋯加藤社長が退任後もCEOとして残留する狙いとは? 一方、ホンダ・日産との提携戦略は具体化に向け正念場

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三菱自動車の新社長に就任する岸浦執行役員(右)。現社長の加藤氏は代表権のあるCEOを引き続き務める(撮影:梅谷秀司)

約5年ぶりの社長交代の狙いはどこにあるのか――。

三菱自動車は1月21日、加藤隆雄社長兼CEO(最高経営責任者)に代わって、コーポレート企画本部長の岸浦恵介執行役員が4月1日付で社長兼COO(最高執行責任者)に就任する人事を発表した。加藤氏は代表権のあるCEOを引き続き務める。今年6月の株主総会で平工奉文会長は社外取締役に就任し、加藤氏が会長に就任する。

岸浦氏は人事畑を振り出しに、タイやオランダ駐在、海外でのEV(電気自動車)ビジネスやアフターセールス事業に加えて、米州本部長を務めるなど海外畑を主としてきた。

「試合でバテているにもかかわらず監督から『バテるな!』と言われる環境で過ごしていた」と語るように、学生時代は日本拳法に打ち込んだ過去を持つ。座右の銘は「気合と根性」。「物事はほぼほぼうまくいかないのが常。最後に追い込まれた人間はやはり気合いだ」と熱を込める。

加藤氏も「経営には合理的な考え方や数字の分析は非常に大事だが、最後はやっぱり理屈じゃないところがある。最後の最後は意外と根性でやり抜くというところが大事であり、岸浦さんには非常に期待している」と話すなど、岸浦氏のリーダーシップの強さが後任とする大きな理由となったようだ。

加藤氏、社長就任から5年での成果

岸浦氏は精神的なタフさを強みとする一方、受け継ぐバトンは重い。

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