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寒波で注目のキーワード「予防的通行止め」とは? 方針転換で急浸透してきた新しい考え方

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  • 佐滝 剛弘 みらい観光文化リサーチベース代表 元・城西国際大学教授
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しかし、一旦そのサービスに慣れてしまうと、企業同士の「B to B」であろうと、私たちがかかわる「B to C」であろうと、少しの遅れで不満が生じるようになってしまう。「どんな天候だろうと予定通り定時で運ぶべし」という一部の荷主などの要求もあろう。

日本の物流の多くは自動車であり、交通環境が与える影響は大きい(写真はイメージ、takahiro.048 / PIXTA)

昨今の気象状況を見ると、「便利が当たり前」という前提で人の移動や物流を設計する考えを貫くことが本当によいのかどうか、少し「のりしろ」を考慮する柔軟な、あるいは寛大な思考が求められるのではないか、そんな気もしてくる。

これは高速道路に限らない。たとえば鉄道では、1月16日にJR山手線・京浜東北線などが8時間以上にわたって運休し、大きな影響を及ぼした。

空振りしても「安全」には代えられない

こうした事例を目にするたび、無理して普段通り仕事に行くだけが選択肢ではなく、オンライン作業あるいは有給休暇とし、どうしても必要な場合を除いて出勤しないことも「美徳」とされる社会のほうが、「生産性」も上がるかもしれないと思う。

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道路管理者が最大限通行を保証する責務を有するのは当然のことだが、時に命の危険にかかわるような大規模な滞留を防ぐためには、結果として空振りに近い判断だったとしても、それを責めるのではなく、広く受け入れる空気が醸成されるようになれば……。

そんなことを感じる、この冬の高速道路を巡る状況である。

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