この時点で福井県の嶺南地方(敦賀市など)と各地を結ぶ高速道路、名古屋地方と京都方面を米原経由で結ぶ高速道路が途絶したことになる。
これに加え、午前4時からは、名神の通行止めは「栗東湖南IC」から「京都東IC」まで延び、名古屋と関西を三重県経由で結ぶ東名阪道、伊勢湾岸道、新名神、名阪国道、さらには国道1号まで予防的に通行止めとなり、名阪間の自動車交通は事実上、完全に閉鎖された。
愛知県の小牧市から岐阜県・滋賀県を飛び越えて京都市まで、130km以上にわたって予防的な通行止めを実施するというのは、前例のない措置だと思われる。
この原稿を書いたのは1月25日。この日、午前7時にNEXCO中日本・西日本のホームページをチェックすると、通行止めの区間が路線図上で示されるとともに、赤字で「東西の交通ができなくなっています」というかなり強めの警告が表示されていた。
この措置は、午後にほぼ解除されていたが、それだけ強く警告する必要があったということだ。
通行止めを始めた時間と解除した時間、そしてその区間がベストだったかどうかは検証が必要だが、こうした予防的通行止めは今後、ますますスタンダードになっていくと思われる。
高度かつ便利な暮らしを手に入れたいま
日本は世界屈指の山岳国であるだけでなく、世界で最も豪雪が顕著な国でもある。ほぼ毎年、平野部でも多い時には1メートル、山間部では4メートルもの積雪がある国は他にない。
しかも、気候変動などによる海水温の上昇が、多量の水蒸気を供給して短時間で大量の降雪をもたらすようになっている印象がある。
一方で高速道路の発達により、物流の迅速化を促し、航空機と組み合わせて、日本中どこでも発注の翌日には荷物が届くような高度なサービスが実現した。


















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