ホンダ新型EV「N-VAN e:」を見た現オーナーの本音 ガソリン車から乗り換えるメリットを考える

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なお、フロントグリルは、ブラックをベースに白い点模様が入った新型を採用。これは、リサイクル材を使用することで、環境にも配慮したものだ。白い点々は加工時にできるのだが、その模様は1台1台違っており、これにより愛車に特別感を演出する効果も狙っているという。

N-VAN e:のリアビュー
N-VAN e:のリアビュー(写真:三木宏章)

ボディサイズは、e: FUNの場合で、全長3395mm×全幅1475mm×全高1960mm。筆者の愛車+STYLE FUNのターボ車や現行のFUNターボは、全長や全幅は同じだが、全高はFF車で1945mm、4WDで1960mm。e: FUNは、FFのみの設定だが、全高はガソリン車4WDと同じだから、同じFFのガソリン車と比べると、20mmほど背が高いことになる。

なお、e: FUNやe: L4では、5色のボディカラーに加え、2トーンカラーも設定。とくにe: FUNは、3タイプの2トーンを選べることで、全8色を展開する。ガソリン車の現行FUNは、5色展開でいずれも単色のため、よりオーナーの好みなどに応じたカラー選択をできるのは、EV版のほうだといえるだろう。

ガソリン車FUNターボと比較:運転席

N-VAN e:のインテリア
N-VAN e:のインテリア(写真:三木宏章)
筆者が乗っているN-VANのインテリア
筆者が乗っているN-VANのインテリア(筆者撮影)

一方の室内では、ドア内張りや荷室の壁などに、縦のビードデザインを採用しているのが印象的だ。ホンダによれば、このデザインは、コンテナから発想したもので、室内を直線基調でスクエアなイメージとすることで、より広々と見える空間を演出したという。

ちなみに、愛車の+STYLE FUNでは、樹脂素材を使ったブラック基調の内装だ。荷物やバイクを積んで小傷がつくと、その部分がちょっと目立ってしまう。対して、e: FUNの内装は、アイボリーを基調としていることもあり、傷が目立ちにくいし、確かにさらに広さを感じる。ただし、例えば、+STYLE FUNでは、ドア内側のノブまわりにブラックの加飾を施したり、インパネ部分にシルバーを加えたりと、スタンダード仕様より高級感がある。e: FUNでは、そうしたスタンダード仕様e: L4との差別化が少ない印象なのが、やや残念だ。

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