ホンダ新型EV「N-VAN e:」を見た現オーナーの本音 ガソリン車から乗り換えるメリットを考える

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現行のラインナップは、NA(自然吸気)エンジン搭載車にスタンダードのGとL、FUNとSTYLE+ NATUREを設定。それにターボ車のFUNターボも用意し、全タイプにFFと4WDを設定。また、オートマチックのCVT車の加え、GとFUNには6速MT(マニュアル・トランスミッション)車も用意する。価格(税込み)は、136万5100円~201万6300円だ。

N-VAN e:の特徴・ラインナップ

N-VAN e:のエンブレム(写真:三木宏章)
N-VAN e:のエンブレム(写真:三木宏章)

そんなN-VANをベースに、EV化したのがN-VAN e:だ。ラインナップは、4人乗り仕様車に、スタンダードタイプの「e: L4」と、ファッショナブルな印象を加味した前述のe: FUNを設定。また、商用ユースに特化した仕様として、運手席のみの1人乗り車「e: G」と、前席2人乗り車「e: L2」も用意する。いずれも駆動方式はFFのみだ。

なお、e: Gとe: L2は、基本的に企業向け。ホンダの法人営業部と新車オンラインストア「Honda ON」での販売限定で、リース契約のみでの取り扱いとなる。対して、e: L4とe: FUNは法人だけでなく、個人への販売も行っており、ホンダの販売会社「ホンダカーズ」でも取り扱うという。ホンダによれば、実際に2024年5月に開始した先行予約では、受注数などは非公開だが、個人からの注文も入っているそうで、EV版でも仕事と遊びの両方に活用したいユーザーが一定数いるようだ。

グレード設定と取り扱いについてのスライド
グレード設定と取り扱いについてのスライド(写真:三木宏章)

なお、N-VAN e:は、「ジャパンモビリティショー2023(2023年10月28日~11月5日・東京ビッグサイト)」で先行公開されたが、そのときはスタンダード仕様のみの展示。今回の発表取材会では、前述のとおり、筆者の愛車と同じFUNグレードもお披露目されたので、とても興味津々だ。さっそく、愛車と比較してみよう。

N-VAN e:のスタイリング

N-VAN e:のスタイリング
N-VAN e:の外観(写真:三木宏章)

外観は、ガソリン車から大きな変更はなく、ちょっと愛くるしい表情を演出する丸目LEDヘッドライトのデザインもそのままだ。ちなみにスタンダード車のヘッドライトも、デザインやハロゲンタイプを採用している点は同じになっている。

ただし、フロントバンパーはやや角張ったデザインとなったほか、ガソリン車FUNの特徴である左右のLEDフォグライトも未装着。そのため、パッと見たときに、スタンダード仕様との違いはヘッドライトのデザインくらいになってしまった。

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