吉野家ホールディングスとの縁は?
吉野家ホールディングスと宝産業の接点は広島の一軒のラーメン店だった。
2019年、宝産業がスープを卸していた「ばり嗎(ばりうま)」というお店を国内外に展開している株式会社ウィズリンクを吉野家ホールディングスが買収し、ここ5年で売り上げをどんどん伸ばしていった。
「ばり嗎」のラーメンを通して宝産業の商材のクオリティが認められ、吉野家ホールディングスから声がかかった。
「吉野家ホールディングスが店舗の買収だけでなく、川上にも行くことで、ラーメンにいろんな可能性を見出していることを実感します。
個人店の中には後継者問題や値上げの問題でギブアップせざるを得ないところも増えてきています。
個人店では足りない部分を我々で補いながら、お店を大きくしていく流れを作っていきたいです」(井上副社長)
ビジョンとして描いているのは「吉野家ホールディングスグループが提供するラーメンの杯数を世界一にすること」。
チェーン化を志している個人店と積極的に組んでいくことで、ラーメン業界をより元気にしていく考えだ。
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