吉野家が買収「ラーメンの食材会社」圧倒的な凄さ 麺からタレまで、国内外1600のラーメン店に供給

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宝産業
吉野家HDが、京都にある食材会社「宝産業」を子会社化した。業界を支える企業のこれまで、今後の展望とは? 写真は創業者の息子で現・副社長の井上光昌さん(筆者撮影)

吉野家ホールディングスが4月26日、京都にある宝産業の全株式を取得し、子会社化すると発表した。宝産業はラーメン店向けに麺やスープ、タレなどの商材を開発し、販売している会社だ。

吉野家ホールディングスは2016年には都内を中心にラーメン店を展開する「せたが屋」を傘下に収めており、今回の宝産業の買収でさらにラーメンに力を入れていく形になる。

宝産業
こちらが宝産業の本社。ラーメン業界を支える、業界人なら誰もが知る会社だ(筆者撮影)/外部サイトでは画像をすべて見ることができません。本サイト(東洋経済オンライン)内でご覧ください

宝産業とはどんな会社なのか、吉野家ホールディングスが今後ラーメンにどんな可能性を見出しているのか取材した。

札幌ラーメンに魅せられ起業

まずは宝産業の歴史から見ていこう。

【画像】吉野家が子会社化した「宝産業」。ラーメン業界関係者なら誰もが知る、京都の食材会社の「歴史」と、高いクオリティを支える「製造現場」(7枚)
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