「ノートパソコン」をデスクで姿勢よく使おう ノートパソコン用デスクスタンドの実力

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ノートパソコンを設置していない時の「Rain Design mStand」

mStandを設置すると、前述の通り、背筋を伸ばした視線の正面にディスプレイがやってくる。これにより、作業中でも、よい姿勢を保ちやすくなる効果が得られる。

筆者の場合、デスクの一番奥にmStandを設置し、15インチのノートパソコンを乗せて利用している。こうすると、キーボードやマウスは外付け品を利用しなければならない。

そこを逆手に取り、テンキー付きのキーボードを使用する、使い慣れたマウスを追加するなど、小型のノートパソコンであっても、デスクでの作業効率を上げる工夫すれば、メリットともなるだろう。

外部ディスプレイ接続時にも、ディスプレイの高さを合わせられるエンジニアやデザイナーなど、より広い画面スペースが必要な人にも、ノートパソコンは普及している。

彼らはデスクで作業をする際、外部ディスプレイを設置して作業スペースを拡げている。最近では4Kディスプレイも5万円前後の価格で購入できるようになり、高精細ディスプレイも身近になってきた。

そうした場面でも、mStandは効果的だ。mStandによって、ノートパソコンのディスプレイの高さは、デスクの面からちょうど画面1枚分上に上がる。そうすると、ノートパソコンより大画面の外付けディスプレイと同様の高さになる。

もしスタンドを使わない場合、外付けディスプレイからノートパソコンを見るとき、どうしても左右に加えて上下の視線の移動が生じる。その高さを調節することができるため、2つの画面をより一体的に利用することができるようになるのだ。

デスクにノートパソコンが収まる「場所」を決められる

最後は、デスクの片付けが苦手な筆者にとっては朗報。mStandの位置は基本的に固定していて、ノートパソコンを置く場所がデスク上で決まる。そのため、机の上を片付ける上で、ノートパソコンの設置場所、という不確定要素がなくなり、整理がしやすくなる。

ノートパソコンをデスクに直接置いた場合。デッドスペースが生まれる

ノートパソコンをデスクに直接置く場合、本体の底面分の面積を、デスクの手前で占有する。そのため、パソコンの裏、デスクの奥の部分は物置になりやすい。

mStandでデスクの手前の部分を解放することができるため、書類やノートに文字を書く作業とノートパソコンを拡げておく作業を両立することができるようになった。

また、mStandのノートパソコンの下の部分は空洞になっているため、ペンケースを置いたり、小物の収納場所として有効活用できる。筆者の場合、意外と底面積が大きいスピーカーを置いて、デスクのスペースを確保することができた。

姿勢、外部ディスプレイ使用時の作業効率、そしてデスクの整頓、一席三丁のノートパソコンスタンド、あなたのデスクにも導入してみてはいかがだろうか。

松村 太郎 ジャーナリスト

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まつむら たろう / Taro Matsumura

1980年生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。著書に『LinkedInスタートブック』(日経BP)、『スマートフォン新時代』(NTT出版)、監訳に『「ソーシャルラーニング」入門』(日経BP)など。

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