今回はWiMAX 2+ルーターを採り上げる。速度は向上しているものの、通信量・価格の条件はあまり変化がないスマートフォンの通信料金。MNVO(仮想移動体通信事業者)のいわゆる「格安SIM」にも注目が集まるが、スマートフォン本体の割引を考えると、簡単に選択できるとも言いにくい。
そこで、スマートフォンだけでなく、自宅や外出先でのパソコンのインターネットまでトータルで考えて、通信環境を見直してみてはどうだろうか。もし自宅や通勤経路、勤務先まで含めてエリア内であれば、UQ WiMAXの「WiMAX 2+」は検討の価値がある。
昨年から筆者は、WiMAX 2+のWi-Fiルーター「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11」を利用しているが、新たに発売された「Speed Wi-Fi NEXT WiMAX 2+ W01」を、UQコミュニケーションズから1週間お借りすることができたので、レビューをお届けしたい。
新生活に向けて、通信回線の見直し
筆者は米国と日本を行き来しており、SIMフリーのiPhone 6 PlusにSIMカードを差し替えながら利用してきた。つまり、日本には光などの固定回線がない状態だった。
以前は、日本で利用するときだけ、ドコモのXi回線にパケット通信プランをつけて利用してきたが、昨夏の新料金プランのみへの移行時から、旧料金プラン内での変更ができなくなってしまった。その上新料金プランへ移行すると料金が大幅に高くなるため、WiMAX 2+/WiMAXの通信に対応するNAD11を購入した。
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