「データ量無制限」を自宅と出先で使うには? 通信環境をスッキリさせる、有力な選択肢

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現在提供されているプランでは「UQ Flatツープラス ギガ放題」だと2年契約を前提に月額4380円。通常の携帯電話のデータ通信プランにはあるデータ使用量の制限はなく、「高速」「使い放題」が魅力だ。

大きなファイルを扱ったり、YouTubeやHulu Plusなどの動画ストリーミングを日常的に楽しむ際でも、スピードと制限が気にならない。つまり、自宅の固定回線として検討することもできるサービスだ。

筆者の場合、前述のドコモの電話回線743円と、通信量無制限のWiMAX 2+ルーターの月額使用料4380円を合計して、5123円(消費税を加えて5532円)。この料金でスマートフォンもパソコンやタブレットなどもすべてインターネットにつながる。

ホームルーターとして利用できるクレードルも販売されており、帰宅したら充電をしながら、家のネットワーク機器として活用することも可能だ。

問題はエリア。UQコミュニケーションズでは、15日間、WiMAXルーターをレンタルするサービスを行っているため、自宅や通勤・通学経路、職場や学校などで通信ができるかどうか、試してみても良いだろう。ただしギガ放題でも、直近3日間の通信が3GBを超える場合、翌日の速度制限が行われるため注意が必要だ。

最大220Mbpsに対応、更なる高速化が期待できる

筆者が使っていたNAD11は、1行の文字だけが表示される小さな液晶画面しかないため、本体のWi-Fiのパスワードを表示するにも2回に分ける必要がある。また、操作もボタン1つで行う。確かにあまり使う機会がないものの、使い勝手は悪い。

これに比べて、お借りして試したW01は、カラーのタッチパネル液晶で、より分かりやすい操作方法が魅力的だ。また、本体はNAD11よりも重くなるものの、バッテリーの容量が大きくなっており、スタミナも万全だ。

筆者の都内での平日で数日間ずつ比較すると、NAD11の場合、午前8時から通信ができる状態で出かけて、午後2時ごろにはモバイルバッテリーで充電する必要があった。これに比べて、W01ではもう2時間、午後4時過ぎまでバッテリー残量がある、という感覚だった。

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