東大卒ママたちが「高学歴女性」に伝えたい"教訓" 結婚相手選びは?子どもを産むタイミングは?

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東京大学構内に掲示されたポスター(写真:東京大学多様性包摂共創センター提供)

さらに、妻がキャリアを継続する際に重要になる「家事育児へ積極的な男性」の見極め方として、「男性の家族を見てみるのがよい」とするアドバイスが寄せられた。

配偶者の両親や親族との関係をよく観察すること。親族、母親、元彼女に対して無意識に下に見ている男性は、あなたのこともそのうち見下すようになります。
相手の実家と仲良くなって雰囲気をつかみ、自分の生き方と合っているかを見極めましょう。

ここまでアンケートの結果を紹介してきた。しかし結婚は、相手次第という面が大きい。頭で考えてうまくいくこともあるし、うまくいかないこともある。最後に、先輩方による力強い励ましのコメントを2件紹介したい。

思いもかけない相手が最高の配偶者になったので、出会いが遅くても不安にならないでほしいし、なんか違うと思う相手に対して年齢的に関係を保った方がいいとか消極的に思う必要もないし、行き遅れるよって呪いの言葉をまともに受けない胆力を持っていてほしい。
敢えてこっそりアドバイスするならば、輝いていれば30代も40代もよくモテます。金持ちだろうが、インテリだろうが、若い男であろうが、イケメンだろうが、好みで選べばいいと思います。

「子どもを持つタイミング」は早いほうがいい?

今回のアンケート回答者の多くが子どもを持つ母親である。2011年に東大ママ門を立ち上げた中野円佳が高学歴女性の出産後の葛藤について書いた『「育休世代」のジレンマ』が出版されてから、今年で10年となる。この本では、学生時代は女性であることで不利益を受けたことがないと感じていた女性が、妊娠してはじめて壁に直面する様子が描かれている。

10年経ち、男性育休が義務化されるなど変化もある。しかし、ワーキングマザーからは10年前と同じような悩みの声が上がることも多い。子どもを持つタイミングについても、当時から悩みが多いもののひとつだろう。

「子どもを持つタイミングについて、22歳の自分にアドバイスしたいことは?」との質問に対し、「欲しいなら早いほうが良い」と回答した人が55%と最多だった。なかなか授からなかったという経験談も含め、どうしても子どもが欲しいと思うならなるべく早めに妊孕性(にんようせい)のチェックや妊活の開始を勧める声が見られた。

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