星野源と新垣結衣「ラジオ共演」に見る本当の意味 Xフォロワー数274万人「滝沢ガレソ」投稿の余波
星野さん自身もインスタグラムで「事実無根」などと否定。新垣さんもなりすまし防止が目的で更新しない前提のXにわざわざ書き込んで否定しました。しかし、2人はそれだけで終わらせず、28日深夜のラジオ「星野源のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)に夫婦そろって生出演したのです。
今回の“夫婦生出演”は何をもたらすのか。単に「真偽不明の書き込みや誹謗中傷はいけないからやめるべき」という教訓だけでなく、もちろん「希少な夫婦共演」というポジティブな意味合いだけでもないでしょう。世間に向けたいくつかの問いかけや今後への影響が見え隠れしているのです。
自分の声に集中してもらえるラジオ
番組冒頭、星野さんは「やっぱり今日はこのお話からしたいなと思って」「先週、水曜日の夜に起きたことをみなさんも知ってるかと思います」と切り出しました。滝沢ガレソさんのXにおけるフォロワーは約274万人であり、日本国民(約1億2400万人)の2~3%程度にすぎません。それでも「みなさん知っている」という前提で切り出したところに、ネット上で拡散されることの危うさが表れていました。
続いて星野さんは「インスタグラムのコメントにものすごい数の誹謗中傷があって」「日本中から憎悪を向けられた感覚になった」「本当に恐ろしかったし、本当に悲しかった」「もう二度とあんな気持ちになりたくない」とショックの大きさを次々に吐露。
そのうえで「ファンのみんな、とってもつらかったと思います」「ファンのみんなに安心してほしいんですよね」とファンを気づかい、「100%、1つもやってません。完全なデマです。この噂、臆測に事実は一つもありません。安心してください」と語りました。あえて強調するような話し方をしたところに、「ラジオで語ること」の狙いやメリットを感じさせられます。
それは次の「もちろん『ラジオでふれない』って(選択も)全然あると思うんですよ。“本当に”ありえないことだから、『何でこんなことになってるの』っていう……“本当に”。だから言うことが少なくて。“本当”に1から100までないんですよ。『100%ないんですよ』っていう」というコメントにも表れていました。
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