星野源と新垣結衣「ラジオ共演」に見る本当の意味 Xフォロワー数274万人「滝沢ガレソ」投稿の余波
今年は1月から週刊誌報道で「個人を過剰に攻撃すること」や「真偽不明の情報で生活や人生を変えてしまうこと」に対する嫌悪感が世間に漂っているだけに、改善に向けた一歩を踏み出すチャンス。面識のない個人からの攻撃によって心を病み、命を落とす人もいるであろう中、「絶対に変えなければいけない」という各所の本気度が問われています。
最もリスクを負っているのは誰か
29日、週刊文春が「フォロワー274万人の暴露系インフルエンサー『滝沢ガレソ』の意外な素顔『演奏のレベルはかなり高い』慶應SFC卒のバンドマンだった」という記事を報じました。個人の素性を明かすような記事であり、「暴露していた側が暴露される側にもなった」という一例でしょう。
可能性としては逆に「滝沢さんが週刊文春関係者の暴露をする」というケースもあり得るでしょうし、「滝沢さんが他の個人から何らかの暴露をされる」というリスクも考えられます。いずれにしても私たちが「関係性のない人たちから、いつ何を暴露されるかわからない」という怖い世の中で生きていることは間違いないでしょう。
最後にふれておきたいのが、個人やメディアの発信を受け取る側の言動について。ある意味、今回の件で最もリスクを負っているのは、星野さんや新垣さんなどを誹謗中傷した人ではないでしょうか。
特に星野さんのインスタグラムに誹謗中傷を書き込んだ人は、本人や事務所から訴えられても文句が言えない立場。もしそうなった場合、滝沢さんのように収益も得られていないため、「損するだけ」というリスクがあるのです。
有名人のゴシップを見たくなる気持ちは理解できますし、それ自体は何の問題もありませんが、問題はそれに便乗して過剰に攻撃してしまうこと。情報の真偽はさておき、「ただ思ったことを書いただけ」「他の人も書いている」などの言い訳は通用しません。利益が出ないのに、罪に問われてしまうリスクがある以上、もっと慎重になったほうがいいのは間違いないでしょう。
他人への悪意を込めた書き込みで収益を得る人も、それに乗っかって他人を攻撃する人も「罪に問われるリスクがある」という点では同じ。星野さんと新垣さんは終始、穏やかで笑いながら語っていましたが、その一方で今後、誹謗中傷した人々を訴えてもまったく驚かないのです。
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