星野源と新垣結衣「ラジオ共演」に見る本当の意味 Xフォロワー数274万人「滝沢ガレソ」投稿の余波

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会話の際にこれだけ「本当に」というフレーズを続けると逆に「嘘っぽい」などと疑われやすいものですが、この場は自分中心で発信できる音声メディアのラジオ。自分の声のみに集中してもらえる場であえて同じフレーズをたたみかけることで、まるで歌詞のサビを繰り返しているときのような説得力を生んでいました。重要なことを伝える際、「傾聴してもらえる」という意味でラジオは、テレビやYouTubeにはない強みを持っていることにあらためて気づかされます。

星野さんは「本当にファンのみんな、信じないでくれて本当にありがとうね」「あと、聞いてるよ。ハッシュタグで『星野源さんの好きな曲』とか『ここが好き』みたいな。それを“妻”が『こんなこと言ってくれてるよ』って見せてくれて。それがうれしくて本当に励まされています。ありがとう」とファンへのメッセージを続け、さらに知人や仕事仲間への感謝も語りました。

ここで星野さんの口から出た「妻」というフレーズにドキッとした人は多かったのではないでしょうか。放送開始から10分が過ぎ、ここで妻の新垣結衣さんが電話で登場します。

「それでも怒れない」という現実

星野さんからの「いや~、だから本当にありがたかったね」という問いかけに「ありがたかったね」と笑いながら返す新垣さん。彼女は「何かこう……ネガティブな話題ではなくて、優しい話題で世の中に発信しようとしてくれる方々がいっぱいいて、すごくうれしかったですね」と感謝を述べたうえで、星野さんの「名前言いますか?」という振りに「みなさん、こんばんわ、新垣結衣です。お邪魔します」と答えました。

サプライズのムードをやわらげるように笑い合う声とあうんの呼吸で、早々に不倫の噂など軽く吹き飛ばしてしまった感があったのです。ネット上には「たかが個人の発信でここまでやる必要はなかった」という声も散見されますが、「SNSだけではなく肉声で伝える」「しかも夫婦ふたりで伝える」ことの実効性は、新垣さんが登場して数秒で表れていました。

星野さんは「結衣ちゃんはフリートークで話すような場所があんまりない」「肉声で話せることってなかなかない」、新垣さんは「改めて『“私の口”からもお伝えできればな』と思いまして」と出演の理由を語ったあと、あらためて噂を否定。

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