怒り、焦り、嫉妬、不安、後悔……マイナス感情というのは、自然と湧いてくるものであり、それを止めることはできない。けれどもその感情をいつまでも「引きずる」のはよくない――。
新著『仕事も人間関係もうまくいく引きずらない力』では、禅僧であり、世界的な庭園デザイナーであり、ベストセラー作家でもある枡野俊明さんが、禅には、「引きずらない力」を磨き、日々を明るく、たくましく生きるためのヒントがたくさんある、と説きます。
本稿では、同書から一部を抜粋してお届けします。
頭に血が上ったときの対処法
「且坐喫茶(しゃざきっさ)」――「まあ、座ってお茶でも飲んで」という禅の教え
「頭に血がのぼる」という表現があります。怒ったり、興奮したりすると、頭がカッカとして、わけがわからなくなることを意味します。
そんな状態のままでは、何をしてもうまくいくわけがありません。頭を一度クールダウンして、仕切り直す必要があります。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら