思考が停止した部下に「責任感」を自覚させるには 「これをやって」浅い頼み方が組織をダメにする

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これについては、「何」を使うこともできる。次のような感じだ。

◆「もっとも小さい作業は何になる?

◆「われわれに何ができる?

◆「それは何に喩えられる?

◆「最初の一歩となる活動は何だ?

チームに実行への責任感を自覚させるには

いまから紹介するのは、計画、打ち合わせ、議論が十分になされ、いよいよ業務の遂行に取りかかるとなったときに効果的な言い方だ。

米海軍で屈指の潜水艦艦長による「最強組織」の作り方
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チームのメンバー数人が、新製品のアイデアについて話し合っているとしよう。

彼らの考えでは、この会社のブランドイメージにぴったりだと思われる新たな製品市場があるのだという。

実際に何をするかの議論が行われているなか、リーダーであるあなたは、実行に対する責任感を彼らに自覚させたいと考えている。

そしてあなたがこう尋ねて会話が始まる。

まずは何ができる?

そうですね、ウェブページをつくって写真をいくつか掲載し、注文が入るのを待つ、または、アンケートを実施してこういった製品に興味がある人の数を把握することができます

君が私の立場なら何をする?

ウェブページを作成します。そうすれば実際に注文が入るかどうか試せますし、今日中にネットにあげられますから

わかった。ではチームとしてすべきことは何だ?

ここまで話が進めば、あとは彼らが引き受けるだろう。

責任感が関係する会話になると、可能なことの話から仮定の話になり、最終的にやるべきことを問う流れが自然に生まれる。

可能性、仮定、やるべきことのどの段階にチームがいるかを言葉を通じて明らかにし、彼らを次の段階へと導く。それがリーダーの務めだ。

L デビッド マルケ 米海軍攻撃型原子力潜水艦「サンタフェ」元艦長

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るいす でびっど まるけ / Louis David Marquet

全米屈指のエリート校である海軍兵学校をトップで卒業し、1999年から2001年まで米海軍の攻撃型原子力潜水艦「サンタフェ」の艦長を務める。海軍内で最低の評価を受けていた「サンタフェ」をたった1年で最高評価の艦に生まれ変わらせ、そのリーダーシップは、ロングセラー『7つの習慣』の著者であるコヴィー博士の激賞を受ける。「サンタフェ」で何が起きたかを自ら書き記した『米海軍で屈指の潜水艦艦長による「最強組織」の作り方』は日米で話題作となる。退役後は、リーダーシップに関するコンサルタントとして活躍。

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