汚部屋育ちの40代が苦手な「掃除」と和解するまで 植え付けられた苦手意識はあえて「克服しない」

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念入りに掃除機をかける必要があるうえに、どかして床を掃除するなどの余計な手間を発生させる、カーペット、玄関マット、キッチンマットなどの床に敷く布類は全て断捨離してしまいました(家には猫と犬がいるため、足あたりが柔らかく滑りにくいペット対応のクッションフロアを敷いています)。

「床にはなるべくモノを置かない」というのはもちろんのこと、「床のモノをどかしてまで掃除しない」というゆるいルールを設けました。掃除しないよりはしたほうがマシぐらいの割り切りで掃除機をかけることで、どうにか掃除機に手が伸びるのです。

掃除機以外の代替手段も持っておく

フローリングワイパー
濡らした紙をまるめてちぎって床に撒き、フローリングワイパーで転がしながら部屋を移動するだけで、床が水拭きしたようにさっぱりします(筆者撮影)

それでもなるべく、掃除機はかけたくないというのが、私の本音。

まずは部屋の汚れを12畳の部屋なのに最大23畳に対応する大きめサイズの加湿空気清浄機を設置して、24時間フル稼働させることで、ほこり自体がたまりにくい環境をつくりました。季節の変わり目ごとにエアコンのフィルター掃除をするのですが、空気清浄機を使うようになってからは、目に見えて汚れが減り、効果を実感しています。

週の半分ほどは掃除機の代替手段として、クイックルワイパーと濡れた紙という組み合わせも有効です。週に数回は掃除機の代わりに、新聞紙やチラシ、ネット通販の緩衝材として入っていた紙を、水で濡らして固く絞ってちぎり、それをクイックルワイパーで追いかけ回すと、床を水拭きしたかのようにスッキリと仕上がります。

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