事故率が激減したタクシー会社が社員に"した事" 好感度UPも狙える「プライミング効果」を解説

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レポートを手に持つビジネスマン
あるタクシー会社では、運転中の事故が激減したそう。その仕掛けに認知バイアスがかかわっています(写真:akira/PIXTA)
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「認知バイアス」という言葉をご存じでしょうか?
ある特定の状況下で起こる認知の「偏り」や「歪み」によって、脳の判断にバイアスがかかってしまうことをいいます。それにより、判断を誤って失敗することも……。
そんな「認知バイアス」の罠にはまることなく、上手に活用するスキルをご紹介したのが神岡真司著『脳のクセを徹底活用!「認知バイアス」最強心理スキル45』。本書より、ビジネスや日常で使える「認知バイアス」の活用法を、3回に分けてご紹介します。

自分の価値を向上させる

■プライミング効果

人は過去の経験則によって、何事も冷静に判断し、行動しているように思いがちです。しかし、実際は行動する直前に見たり、聞いたりしたことによって、その後の行動にかなり大きな影響が及ぶことが知られています。

これが、「プライミング効果」という認知バイアスなのです。プライミングとは、点火薬、起爆剤、呼び水を表しています。

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