「休み下手な日本人」には"休養学"が本気で必要だ 「休む=怠ける」という偏見をまず捨てるべきだ

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「疲れたら休む」という当たり前のことを後ろめたく感じてしまう背景には、いったい何があるのでしょうか(写真:takeuchi masato/PIXTA)

休むことは「怠けること」という偏見

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慢性的に疲れを感じているのに、なかなか休むことができない――。

残念ながら、そんな悩みを抱えている方は少なくないはずだ。「仕事や家事で忙しいから」とか、「有給休暇を申請しづらい」など理由はさまざまだろうが、「疲れたら休む」という当たり前のことをしづらい社会を私たちは生きているともいえる。

あるいは、「休むこと=怠けること」というような偏見が根強いことも影響しているのかもしれない。

しかし客観的に考えてみれば、それがナンセンスであることは明らかだ。

「休養学」という学問を提唱する『休養学:あなたを疲れから救う』(片野秀樹 著、東洋経済新報社)の著者も、そのことを危惧している。

現代人は、今まで人類が経験したことのない種類のストレスや疲労に悩まされています。肉体労働が主流だった昔と比べ、今の労働はパソコンやスマートフォンなどのデジタルデバイスを用いる、神経を使う仕事が主流になっています。そのため昔と同じ休み方をしていたのでは、疲労がうまくとれないおそれがあるのです。(「はじめに」より)

しかも、デジタルデバイスを媒介した疲れは自覚しづらいものでもある。そのため、気がついたときには自分で思っている以上に疲れが蓄積されていたということも十分に考えられる。しかしそんな状態は、長期的にみれば大きな健康リスクに結びつく可能性もあるだろう。

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