「休み下手な日本人」には"休養学"が本気で必要だ 「休む=怠ける」という偏見をまず捨てるべきだ
休養というと大げさに考えてしまいがちだが、いつもの習慣を少し変えてみるだけでも心が休まり、休養の効果が望めるということだ。
とりあえず、ランチタイムにパソコンを見ながら食べていたサンドウィッチを、公園で陽射しを浴びながら食べてみるのもいいかもしれない。
疲労感をレコーディングする
アスリートは毎日、日誌を書くことによって自身のコンディションを可視化しているという。なかでも重要なのは朝。起きたときの感覚を軸としながら、体調に合わせてその日のトレーニングメニューを組むわけである。
体調がその日ごとに違うのは当たり前なので、自分自身で、もしくはトレーナーが調整することが大きな意味を持つということだ。
しかし、それはアスリートに限った話ではない。
ビジネスパーソンの皆さんも、手帳の片隅に体調を表す記号や数字を書き込んでみる、スマホにメモをするなどしてみてください。ダイエットのためにその日食べたものを記録する「レコーディングダイエット」という方法がありますが、それと同じです。ぜひ、自分で自分の体の声をチェックして、記録してみてほしいと思います。(199ページより)
レコーディングを習慣化できると、自分の疲労に敏感になり、「会社を休むほどではないけれど、さっきからミスが多いな」とか、「きょうは体調がすぐれないから、早めに帰ったほうがいいな」などと気づけるようになるだろう。
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