「休み下手な日本人」には"休養学"が本気で必要だ 「休む=怠ける」という偏見をまず捨てるべきだ

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そこで、たとえばもし土曜日に「この週末はどうしても十分な休養が取れない」と判断したなら、次の平日5日間のスケジュールのいくつかを翌週に移したり、誰かほかの人に頼むなど、なんらかの調整をすることが重要な意味を持ってくるわけである。

「平日のあとの土日で休む」のではなく、「土日に休んだ分で平日働く」と考えるようにしてみればいいのだ。

すき間時間こそ休養するのにぴったり

休日について考えるとき、私たちは朝・昼・夜とか、土曜日、日曜日といったくくりを基準にしているかもしれない。 たとえば、「昨晩もちゃんと休めなかった」「次の日曜日は休みたいけれど、休日出勤になりそうだ」というように。

ところが現実問題として、一晩ゆっくり休養するとか、まるまる1日を休養にあてるというような手段はなかなか簡単ではない。

だから「また休めなかった……」と落ち込んでしまったりするのだろうが、仕事の合間のちょっとしたすき間時間でも、十分に休養にあてることができるという。

考え方を変えれば、5分、3分、それこそ1分でもできる休養はたくさんあります。
椅子から立ち上がって深呼吸をして、ついでに思い切り伸びをしてみるとか、目が合った人にほほえんであいさつしてみるとか、ちょっと空いた時間に何かつくってみるのも、立派な休養です。(197ページより)
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