癖になった「痛みのある施術」を続けてはいけない 「痛い=効果がある」と思うのは幻想だ
しかも、強い施術を続けると身体がその痛みに慣れてしまい、刺激を不十分に感じるようになります。最初の痛みが快感と結びついてしまった結果、より強い刺激を求めるようになり、痛みに対する依存や癖につながるのです。
これを防ぐためには、痛みの原因をしっかりと理解し、適切なストレッチをおこないつつ、身体のメカニズムを知っていくことが大切です。日常的に自分自身でストレッチをおこない、身体の状態に気を配ると、身体の辛さや症状を施術者に正しく伝えることができるので、自分に合ったマッサージを受けることができます。
ストレッチを通じて自己管理していけば、一度のマッサージでその効果を最大限に受けることができるでしょう。
痛みとはそもそも警告信号である
痛い治療を求めるのではなく、健康的な身体を取り戻すためにどうすればいいかという、もともとの目的を思い出してください。痛みが警告信号であることを認識したうえで、施術に対するアプローチを見直してみましょう。痛みを感じるかどうかは、身体のどの部分が不調なのかを意識できるポイントです。いろいろな箇所のストレッチをおこなえば、身体のガタガタな部分を見つけることができますね。
ストレッチも、痛みを伴わない範囲でおこなうべきです。「身体の各部分の可動性を高める」「筋肉の緊張を和らげる」ということが本来のストレッチの目的で、痛みを感じるようなら、マッサージに通ってプロに診てもらうのがいいでしょう。
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