みんな凸凹で当たり前、目指すは"一流のチョコ" 久遠チョコレートは社会貢献ブランドではない
バレンタイン商戦は百貨店間の競争も厳しく、毎年同じ方向性で乗り切れるほど甘くはない。マンネリに陥ると消費者は飽きてそっぽを向いてしまうものだ。
リベンジマッチである2度目の催事に臨むにあたり、久遠チョコレートはどんな方向性を打ち出せるのか。
高見さんの問いかけに、たった6種類から始まったテリーヌチョコレートの種類をもっと増やし、日本中の面白い食材を組み合わせたチョコレートを1枚からバラで買えて、好きに組み合わせる「日本再発見」というコンセプトを提示した。それも高見さんは「いいね」と面白がってくれた。
国内最大級のバレンタイン催事
現在では、うめだ阪急のバレンタイン催事のおよそ1ヵ月間で、2000万円ほどを売り上げるまでになった。
2022年の催事では、なんと本店1階の正面入り口のいちばん目立つところに、久遠チョコレートがドーンと出店。売り場の横幅は長さ15メートルもあり、豊橋本店より遥かに広い規模での展開だった。少しずつ自信がついてきたとはいえ、この時はさすがにドキドキした。
結果は大成功。1日の売り上げが200万円を超える日もあったのだ。
チャンスをくれた高見さんには感謝しかない。
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