みんな凸凹で当たり前、目指すは"一流のチョコ" 久遠チョコレートは社会貢献ブランドではない
僕にとって「久遠チョコレート」の商品が自慢なのはもちろんだけれど、もっと誇らしく思っているのは、ここで働くスタッフたちだ。久遠チョコレートの従業員はおよそ700人。その700人は、「QUONテリーヌ」と同じように、多種多様な人たちで構成されている。
働く仲間の約95%は、お菓子作りの未経験者。身体や心や発達に障がいのある人たちが、全体のおよそ6割を占めている。さらには引きこもり経験者もいれば、子育て中・介護中でフルには働けないという女性たちもいる。
障がい者と働くと「感動」がある?
あるとき障がい者のイベントに呼ばれ、ステージに上がって司会者とトークすることをお願いされたことがあった。
事前に流れを見せてもらうと、そこには「障がい者雇用で大変なところはどこですか?」とか「障がい者と日常的に関わり、どんな感動がありますか?」といった質問がリストアップされていた。


















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