日本興亜損保・二宮新社長インタビュー 合併は選択肢の一つだが、現状では白紙

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日本興亜損保・二宮新社長インタビュー 合併は選択肢の一つだが、現状では白紙

3メガ損保の一角であるNKSJホールディングス傘下の日本興亜損害保険の社長に6月23日に就任した二宮雅也氏が、東洋経済の取材に応じ、損害保険ジャパンとの合併の可能性などについて語った。NKSJグループは、5月のアナリスト向け説明会で、従来、否定的だった傘下の損害保険ジャパンと日本興亜損保の合併も除外せずにシナジー効果を追求することを表明し、損保業界で注目を浴びている。

インタビューの一問一答は以下のとおり。

--社長就任に当たっての抱負は。

日本火災、興亜火災が2001年に合併してちょうど丸10年。この間、株式の下落や巨大な自然災害があり、また(不払い問題に伴う)金融庁の行政処分は保険事業の根幹を揺るがすものだった。保険業界にとって極めて課題の多い10年だった。

われわれはもう一度、原点に戻らないといけない。理念としては業界全体で消費者の期待に応えることを最重要視するとしてきたが、これまで規制に守られてきた業界でもあり、本当に消費者のニーズ受け止め、それに応えることが出来てきたのか。本当に原点に立ち戻り、信頼を確保しないと、今後は成長を実現できない。まず消費者の信頼確保に戻りたい。

業績面ではトップラインは右肩下がりの状況にある。ここに歯止めをかけ、成長の軌道に戻すことが必要だ。奇手妙手はない。ただ今回の震災では、社員個人の力が強く発揮されたと考えている。被災地だけでなく全国の社員が保険会社としての使命を果たすため、決められた役割や責任を飛び越えて、あらゆることを検討し、工夫を行い、自ら進んで支援を行った。

これが結果として総合力となり、保険金支払いを極めて早いスピードで行うことができ、お客様から高い評価を得ることができた。社員も、代理店も自信を持ち始めた。ここに原点があると思う。現有戦力で持っている力、発揮できていない力を現実化するための環境づくりに徹していきたい。

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