リボ払いで「毎月30万返済」33歳が見た地獄の結末 最大8枚のクレカで借金、自己破産寸前まで達し…
カードの請求をカードで払う無間地獄
決して賢いお金の使い方ではないが、若者たちの間ではスナック菓子を買う感覚でリボルビング払い(以下、リボ払い)を選び、借金苦に陥ってしまう者が増えている。
2023年4月6日に配信された「日経ビジネス」の「高学歴の若者を借金漬けにする『リボ払い』 小学生にも教えよう」という記事で、ファイナンシャル・プランナーの高山一恵氏によると「有名な大学を出て、大企業で働く20代、30代から、実は、数百万円の借金があると打ち明けられる機会が少なくない」そうで、その借金の原因で目立つのがリボ払いなのだという。
今回、話を聞いた佐々木和也さん(仮名・33歳)は、まさにそんな「有名大学を出て、いい企業で働く若者」のひとり。飲み会、セミナーなど仕事がらみのネットワークを増やそうとするなかで、出費が増大。リボ払いだけではなく、クレジットカード(以下、カード)の利用可能額の限界まで使い込み、そのカードの返済のため、別のカードでキャッシングをして、返済の費用に充てる……ということを前編で聞いてきた。
しかし、キャッシングで余裕ができたとはいえ、結局は返さないといけない負債である。3枚のカードを所持していたことで、借り入れは100万円に膨らみ、毎月の返済額が30万円を超えるまでに増えてしまい、困窮していった佐々木さんは、さらに2枚のカードを作った。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら