リボ払いで「毎月30万返済」33歳が見た地獄の結末 最大8枚のクレカで借金、自己破産寸前まで達し…
「友達の誕生日プレゼントに『Nintendo Switch あつまれ どうぶつの森セット』をネットショッピングで購入したのですが、直前に友達がすでにSwitchを持っていることがわかったので、別のプレゼントを準備して、自分が買ったSwitchはメルカリで売ることにしたんです。すると、新品未開封ということもあって、自分が購入したときよりも、1万円くらい高く売れてしまって。
そして、メルカリの売り上げは現金にすることができるため、そこから現金を捻出するために、転売屋みたいな生活を始めます。売れそうなゲームをカードで購入しておいて、少しでも高く売っては現金に変えていました」
ここまでの話を聞いてきて、彼がまともに毎月返済できているとは思えないだろう。案の定、返済期限に現金を準備できず(転売屋家業も簡単にはいかず、利用可能額の限界に達するペースだけが早まったという)、支払いが遅れることも多々あったそうだ。そのたびに、カード会社から督促の電話やショートメッセージが入った。
「何社ものカードの返済が遅れるたびに、徐々に信用がなくなっていき、新たにカードが作れなくなっていました。ただ、その頃には作れるカードのブランドも大体制覇していたので、もう契約できる会社もなかったのですが(笑)。
いよいよ、首が回らなくなってしまい、消費者金融にも手を出すのですが、これまでのカードの信用履歴と自分の年収【編中:消費者金融は年収などを基準に、その人の3分の1を超える貸し付けが原則禁止されている】の結果、借りられたのは20万〜30万円だったので焼け石に水でした」
佐々木さんが変わった理由は…
そんな佐々木さんも彼女との同棲を機に、これまでの生活との決別を図る。
「単純に一緒に住んでいるアパートに督促状が届いて、彼女に借金がバレるのが嫌だったので、LINEやYouTubeによく出てくる『平成○年生まれの人の借金が帳消しになる方法!』みたいな早口で捲し立てる広告をクリックして、弁護士に『任意整理』してもらうことにしたんです」
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