家がキャットタワー?鎌倉にある「猫が主役」の家 長年暮らしている2匹の猫を施主として考えた
建築家の山之内淡さんが自邸兼アトリエとして建てたのは、鎌倉の瀟洒な一軒家。30代の夫婦がふたりで暮らす家ですが、人間より大切な“施主”がいたもようです。
「2匹の猫を施主として見たて、彼らの住みやすいかたちを模索しました」
「いつかは自分の思い通りの家を建てたい」とは誰しもが夢みることですが、職業が建築家なら? その想いはなおさら強いかもしれません。
“Architecture of Ghost”=人・モノ・動植物などあらゆる ”Ghost” に具体的な建築のかたちを与えるというユニークな建築思想をもつ建築家、山之内淡さんが昨年、自邸兼アトリエとして建てたのは、ふたりの人間と2匹の猫が共生できる家。いえ、というより猫がメインの家!?
「ぼくら夫婦は外出もしますが、猫たちにとっては家が世界そのものですよね。長年家族として暮らしている2匹の猫を“施主”として考え、ぼくらの言葉と猫たちの言葉が混ざり合うような建築を目指しました」
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