このように少し前まで好調だった日本勢が足元で苦戦しているのは決して一過性の調整ではなく、日本車が転換期に入ったことを示唆する。なぜならば大衆車市場で構築してきた日系のブランド力が中国勢のNEVに太刀打ちできない状況も生じているからだ。
PHVがNEV市場牽引
それはBYDの牽引で急拡大するPHV市場で顕著だ。21年後半からPHVの販売台数は増え始め、NEV市場に占める割合は19年の19%から23年1〜11月には31%へと上昇した。23年のEV販売台数の前年比伸び率が約2割となり鈍化傾向も示す中、PHVの伸び率は約8割だった。
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