訴訟地獄でグーグルの2024年は「試練の年」に 重要独禁裁判の結審連発、事業暗転の流れも?

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グーグル
(写真:Pascal Mora/The New York Times)

グーグル敗訴の評決は素早かった。同社の反トラスト法(独占禁止法)裁判はサンフランシスコの連邦裁判所で1カ月にわたり行われてきたが、11日に陪審員団による評議が始まると結論は3時間あまりで下された。

大ヒットビデオゲーム「フォートナイト」の開発企業エピック・ゲームズがグーグルのアンドロイド携帯端末向け「プレイストア」に対して起こした反トラスト法違反の申し立ては11件あったが、陪審員団はそのすべてにおいてグーグルに非があるとの判断を下した。

最初の試金石となる裁判で「完敗」

この裁判はグーグルがアメリカで直面する一連の反トラスト裁判の行方を占う最初の試金石であり、グーグルはそこで完敗した。今回の敗訴は、アメリカで起こされた2件のさらに重要な反トラスト訴訟におけるグーグルの法的な運命を示す前兆となるかもしれない。

これらの裁判に負ければ、世界で最も影響力のあるインターネット企業であるグーグルの力は弱まり、テック業界の勢力図は何年にもわたってつくり替えられる可能性がある。

グーグルは来年、それらの裁判の方向性について、もっと詳しく知ることになる。サンフランシスコの裁判では、アプリストアで反競争的行為があったという陪審員団の評決に基づき、グーグルがどのように罰せられるべきかを、カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所のジェームス・ドナート判事が来年早々に決定する。

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