年末の暴飲暴食に「解毒スープ」家で簡単に作る技 管理栄養士が伝授、めぐりのよい体にする
あたたかいスープを食べることで、発汗作用も促されます。発汗には、体内の余分な塩分や老廃物や排泄物を流し出す効果があります。体が冷えていると免疫機能も低下して、風邪のウイルスや感染症などに対する抵抗力が弱まる可能性もあるため、体をあたたかく保つことは、免疫力アップにもつながるわけですね。
スープの解毒効果を説明するにあたって、十分な水分の摂取が老廃物の排出につながることも、忘れてはいけません。
きれいな体を保つには「水分補給」が不可欠
私たちの体が、ほとんど水分で作られていることは、皆さんもご存じのとおり。水分をたくさん摂ることで、不要な老廃物を外に排出してくれます。しかし、水分が足りていないと、トイレに行く回数も減って老廃物がどんどん体にたまってしまうことに。
そこで、私たちがめぐりのよいきれいな体に保つためには、水分補給が不可欠となります。一般的に、私たちは1日に体重×30~40mlの水が必要とされています。
飲水はもちろん、食事からの水分補給もしっかりと行われていることがポイント。つまり、栄養と一緒に水分を摂れるスープは、まさにうってつけの料理なのです。
「おかずスープ」のレシピを紹介するにあたって、解毒効果をさらに高める食材や栄養素についても、紹介しておきたいと思います。意識して摂ることでさらなる効果が期待できます。
漬物やキムチ、チーズ、納豆、麹調味料などの発酵食品は、菌が腸内環境を整えてくれるため、栄養の吸収が高まり、免疫力アップ、アンチエイジングなど、さらなるうれしい効果が期待できるでしょう。
また、オリゴ糖も腸内環境を整えるサポートをしてくれます。大豆などの豆類や、ごぼう、ブロッコリー、アボカドなどにも含まれています。カリウムは、体の中の水とナトリウムのバランスに関わる栄養素で、余分な水分や塩分を流しやすくして、むくみ予防に。カリウムを多く含む食材としては、海洋類やえのき、葉物野菜などが挙げられます。
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