年末の暴飲暴食に「解毒スープ」家で簡単に作る技 管理栄養士が伝授、めぐりのよい体にする

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食物繊維は、体の中で余分な糖や脂質、塩分を吸着して便となり、体の外へ排出されます。つまり、体にとって不要なものを排除する“ほうき”のような役割があります。食物繊維を多く含む食材には、ごぼうやれんこんなどの根菜類、豆類やきのこ、海藻類、穀物(精製前)などがあります。

これらを温かい水分と一緒に摂ることで、胃腸を温めて消化のサポートもしてくれますし、スープに流れ出したビタミンやミネラルも補給することで、お肌の状態もよくなっていきます。それだけではなく、いったん解毒スープで体をリセットすることで内臓の負担も軽減でき、疲れにくい体になっていきます。

具材たっぷりのスープはしっかりとかむ必要があるので、満腹中枢も刺激されてお腹が満たされやすくなり、体の中のみならず「食べすぎ習慣」をリセットすることができるんです。

「太りにくい体質づくり」にも効果的

また、体をあたためてくれるスープは、脂肪燃焼をうながすので“太りにくい体質づくり”にも効果的です。体をあたためると、血管が拡張して血行がよくなり、酸素や栄養素が全身に行き渡って「代謝アップ」につながります。代謝が上がることで、体内の有害な物質を排出しやすくし、解毒効果も高まります。

私たちの基礎体温は1度上昇すると体脂肪を燃やす力が10%アップすると言われていますが(基礎代謝量が約150kcal上がる)、歳を重ねるごとに筋力が低下することで、体の温度も下がっていきます。子どものころは冬でも外で思いっきり遊べたのに、大人になると外に出るのも寒くて嫌になりますね。それは、この基礎体温の違いも関係しているからです。

そこで、体の冷えが気になる方には、少しでも、体温をあげるためにスープを取り入れた食生活を試してみてほしいと思います。後述する「おかずスープ」は、それだけでごはんのおかずになりますし、十分な満足感も得られますので、ついつい食べすぎてしまう方にもおすすめです。

体が温まることで脂肪燃焼につながりますし、血液の巡りもよくなるので“太りにくい体質”になる、肌ツヤがよくなる、若さを保てるといった、うれしい効果が期待できます。

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