カワサキ「ニンジャ7ハイブリッド」世界初に迫る 日本初披露ストロングハイブリッド搭載モデル
また、タイヤサイズはフロント120/70-ZR17、リア160/60-ZR17。ブレーキには、フロントに径300mmのダブルディスク、リアには径250mmのシングルディスクを装備し、安定した制動力も発揮する。
燃費と走りを両立したパワートレインについて
一方、注目のパワートレイン。エンジンには、451cc・水冷並列2気筒を採用し、カワサキが「トラクションモーター」と呼ぶコンパクトな走行用モーターは、エンジンのシリンダーバンク後方に搭載する。
エンジンのスペックは最高出力43.5kW(59PS)/10500rpmで、最大トルクは43.6N・m(4.4kgf-m)/7500rpm。走行用モーターでは、最高出力9.0kW(12PS)/2600-4000rpm、最大トルク36.0N・m(3.7kgf-m)/2400rpmを発揮する。また、これらを合わせたシステム最高出力は51.1kW(69PS)/10500rpm、システム最大トルクは60.4N・m(6.2kgf-m)/2800rpmだ。なお、搭載するリチウムイオンバッテリーのスペックは、27.2Ah/50.4Vとなっている。
ニンジャ7ハイブリッドでは、これら2つのパワーユニットを連携させることで、とくに低中回転域で強力なトルク特性を持つという。また、発進からの瞬間加速は200PSを超えるパワーを持つ1000ccクラスのスーパースポーツモデル並み。それでいて、250ccクラス並みの燃費を両立しているという。ちなみに、このモデルの燃費性能は未公開だが、カワサキが販売する250cc・2気筒モデルの「ニンジャ250(Ninja250)」を凌ぐという。
ニンジャ250は、WMTCモード値25.1km/Lだから、これを超えるというのは、ミドルクラスとしてはかなりの好燃費が期待できる。なお、ニンジャ7ハイブリッドの燃料タンク容量は、ニンジャ250と同じ14L(欧州仕様車の場合)。前述の同クラスであるエンジン車、ニンジャ650の15Lよりも少ない燃料タンク容量に設定されている。
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