カワサキ「ニンジャ7ハイブリッド」世界初に迫る 日本初披露ストロングハイブリッド搭載モデル

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「HEV Ninja」とハイブリッドモデルであることを主張するロゴ
「HEV Ninja」とハイブリッドモデルであることを主張するロゴ(筆者撮影)

カワサキのフルカウル・スポーツモデル「ニンジャ」シリーズに属する新型がニンジャ7ハイブリッドだ。外観は、シリーズ共通のシャープなフェイスデザインや、ボリューム感あふれるフォルムが印象的。フロントカウルの左右サイド部に施された「HEV Ninja」のロゴが、ハイブリッドモデルであることを強調する。また、シルバーとライムグリーン、エボニーをマッチングさせた車体色が、クリーンで環境に考慮したモデルであることを想起させる。

ミドルクラスと同等のボディサイズ

ニンジャ7ハイブリッドのリアビュー
ニンジャ7ハイブリッドのリアビュー(筆者撮影)

車体サイズは全長2145mm×全幅750mm×全高1135mmで、シート高795mm。車両重量は227kgだ。カワサキによれば、車格的には600ccから800ccといった中間的排気量のミドルクラスに属するという。同じクラスのガソリン車でいえば、例えば、同じカワサキの650cc・2気筒モデル「ニンジャ650」が全長2055mmx740mm×1145mmで、シート高790mm。車両重量は194kgだ。ニンジャ7ハイブリッドのほうがやや大柄で重いが、サイズ的には近い車体だといえる。

フレームには、ニンジャ650と同様に、スチール製ながら軽量なカワサキ独自のトレリスフレームを採用。やや高めに設定されたセパレート式ステアリングなどにより、ライディングポジションはあまり前傾がきつくなさそうで、長距離ツーリングでも疲労度が少ないことが予想できる。

ニンジャ7ハイブリッドのフロントまわり
ニンジャ7ハイブリッドのフロントまわり(筆者撮影)

足まわりについて、今回の国内発表で詳細は明らかにされていないが、2023年10月6日に先行して発表された欧州仕様車の場合、サスペンションにはフロントに径41mmの正立フォークを採用。リアはリンク式のシングルショックタイプで、スプリングの縮み量を変更できるプリロード調整機構も備え、ライダーの体格や好み、荷物の積載重量などに応じたセットアップを可能とする。

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