カワサキ「ニンジャ7ハイブリッド」世界初に迫る 日本初披露ストロングハイブリッド搭載モデル

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ニンジャ7ハイブリッドのマフラー
ニンジャ7ハイブリッドのマフラー(筆者撮影)

主に3つの走行モードを選べることも、ハイブリッドシステムを採用する当モデルの大きな特徴だ。エンジンとモーター両方のポテンシャルをフルに引き出す「スポーツハイブリッド(SPORT-HYBRID)」、発進時は走行用モーターのみで走行、車速が上がるとエンジンの動力も駆使するハイブリッドへシームレスに移行し高い燃費性能を実現する「エコハイブリッド(ECO-HYBRID)」を用意。

また、走行用モーターのみを使う「EV」モードもあり、実質的なゼロエミッションと高い静粛性を実現する。とくにEVモード作動時は、電動車ならではの静かさにより、住宅街などでも騒音を気にせず走れそうだ。なお、これら各モードは、左ハンドルにあるモード切り替えスイッチで任意に変更が可能だ。

ハンドルのスイッチ類
ハンドルのスイッチ類(筆者撮影)

ほかにも、同じく欧州仕様車の場合、「ウォーク(WALK)」モードも設定する。これは、駐車場での運転をサポートする機能で、左側ステアリングにある「WALK」スイッチを押しスロットルを開けると、車体が歩くような速度で前進。駐車スペースなどへの移動時に、重い車体を押し歩かなくてすむ。また、逆にスロットルを全閉からさらに奧へまわせば、車体をゆっくりと後退させることも可能。前輪から駐車しバックで出庫する際や、狭い駐車場などで車体を切り返すようなときに効果的だ。

オートマにもなる独自のミッション機構

ニンジャ7ハイブリッドのフロントマスク
ニンジャ7ハイブリッドのフロントマスク(筆者撮影)

加えて、このモデルには、独自の6速ボタンシフト・ミッション機構を採用していることも注目だ。一般的なオートバイでは、クラッチレバーとシフトペダルで変速操作を行うが、このモデルでは、ボタンによりシフト操作を行うシステムを装備する。ギアと油圧クラッチの操作をバイク側で行うことで、ライダーはスロットル操作に集中できるメリットがあるという。

また、走行用モーターのみで走るEVモード時は、変速操作が不要なオートマチック仕様となる。さらにマニュアル走行中に、信号待ちなどで車両が停止すると、トランスミッションが自動的に1速へ切り替わる機構も採用(欧州仕様車の場合)。停止する毎にギアを変える必要がないため、再発進時などにおけるライダーの負担も軽減する。

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