ドローン少年騒動、問題の"根っこ"は何か

「人のうわさも75日」の時代は終わった

(写真:tarczas / PIXTA)

前回は、女子フィギュアスケートの浅田真央選手の復帰宣言を基に、その意思決定に至るプロセスをアンガーマネジメント的に考えました。

さて今回は、動画配信で世間を騒がせた「ドローン少年」や、そのほか「つまようじ少年」、「バイトテロ」など、最近多発しているインターネットを使った無軌道な投稿を題材にしたいと思います。

私たちがネット投稿で取り返しのつかない失敗をしないためには、どのような実践的・技術的対策が立てられるか、アンガーマネジメントの観点で検討してみます。

「怒りの感情」ほど、ネット上で広まる

浅草の三社祭でドローンを飛ばそうとしたとして、15歳の少年が威力業務妨害容疑で警視庁に逮捕されました。この少年は以前にも、長野の善光寺でドローンを落下させたほか、国会議事堂周辺などでもドローンを飛ばそうとして、警視庁から3回注意を受けています。

しかし、その都度少年は「警察手帳を見せるのが義務なんじゃないですか。これって任意ですよね」などと強く抵抗した様子を、ネットで実況中継していました。

インターネットの世界では、「人のうわさも75日」なんて悠長なことは言っていられません。旧連載、第3回の記事「アスリートの人気ブログが炎上した理由」でも触れましたが、北京航空航天大学の研究チームの調査で、ネット上で急速に広まるのは「怒りの感情」であることがわかっています。研究結果などなくとも、皆さん実感されていることでしょう。

次ページ「若気の至り」で済まされないワケ
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
徹底検証「都心vs.郊外」<br>激動 マンション・住宅

在宅勤務の長期化を受け新しい住まいへの需要が急膨張。想定外の事態に供給業者も対応に追われています。2度目の緊急事態宣言発出という状況下、住宅市場はどう変わるのでしょうか。最前線での取り組みを徹底取材しました。

東洋経済education×ICT