「silent」チームの新ドラマが盛り上がりに欠く訳 配信トップ「いちばんすきな花」の惜しい点

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平たく言えば、前者がテーマを深掘りして「考えさせられたい」ドラマ通向け、後者がストレートなテーマで「没入したい」一般層が好む作品に見えるのです。

「耳と目への訴求」にも両作の違い

「いちばんすきな花」と「silent」の違いとして、最後にもう1つ挙げておきたいのは、耳と目への訴求。

「silent」は、そのタイトル通り、音にこだわって演出された作品。実際に“間”などの無音や、手話によって生じるかすかな音などが積極的に採用されていました。また、その一方で主題歌にOfficial髭男dismのストレートなラブソング「Subtitle」を採用してメリハリをつけていました。

「いちばんすきな花」は、4人の会話が常に交わされている「耳が忙しい」タイプの作品。また、その一方で主題歌に藤井風さんの叙情的なメロディの「花」を採用して、こちらは逆の形でメリハリをつけている様子がうかがえます。

さらに「いちばんすきな花」は、“花”をモチーフに採用した作品だけあって、劇中には美男美女が勢ぞろい。多部未華子さん、松下洸平さん、今田美桜さん、神尾楓珠さんに加えて齋藤飛鳥さん、田辺桃子さん、一ノ瀬颯さん、世古口凌さん、川本光貴さん、山谷花純さん、杏花さんなど、大半のシーンに美男美女が登場します。

生方さんが手がける繊細なセリフから、藤井風さんの楽曲、キャストのビジュアルまで、見る人の美意識をくすぐるファインアートのようなムードもまた「silent」との違いと言っていいのではないでしょうか。

木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者

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きむら たかし / Takashi Kimura

テレビ、ドラマ、タレントを専門テーマに、メディア出演やコラム執筆を重ねるほか、取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーとしても活動。さらに、独自のコミュニケーション理論をベースにした人間関係コンサルタントとして、1万人超の対人相談に乗っている。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)など。

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