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キャリア・教育 #16歳からのライフ・シフト

「60代は縁側でお茶を飲む」と思う人に伝えたい事 「人生100年時代」を生きる力の育み方【後編】

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  • 宮田 純也 一般社団法人未来の先生フォーラム代表理事
  • 木村 裕美 みらい家庭科ラボ共同代表
  • 齋藤 亮次 公文国際学園中等部・高等部教諭/ブランド分析室
  • 安居 長敏 ドルトン東京学園中等部・高等部校長
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宮田:「無知の知」ですよね。これはアンラーンと言い換えることができると思います。アンラーンについて、齋藤先生はどうお考えですか。

齋藤:生徒との関わりの中で、まず自分を自己批判的に見るというのが私の出発点です。そのうえで、相対的に見る機会を得ることが必要だと思っています。

Googleでは、仕事の時間の20%は別の部署の仕事をやっていいという20%ルールがあります。これは、2つのものを常に相対的に見ることができるようになり、アンラーンにもつながり、新たなチャレンジを促すことにもなります。

安居長敏(やすい・ながとし)/ドルトン東京学園中等部・高等部校長。大学卒業後、滋賀女子高等学校に赴任し、20年間教鞭をとる。その後、コミュニティFM2局の設立やITオンラインサポート事業を起業。2006年から再び学校現場にもどり学校改革、学校経営に取り組む。校長就任後は「PBL×ICT教育」の新しいスタイルを構築し、学校と企業をつなぐなど、現場で様々な活動をアクティブに実践中。現在は学習者中心のドルトンプランを実践したドルトン東京学園中等部・高等部で校長を務める。『16歳からのライフ・シフト』(東洋経済新報社、編集協力)
(画像:未来の先生フォーラム)

一教員としては、20%を割くのは現実的に難しく、120%にならざるを得ないのですが、いずれにせよ自分のポートフォリオをどう組み立てていくのか、これは本当に必要なのか、一つ一つ疑ってみることが必要だと思っています。

宮田:確かに何かをシフトするには、まず自分を知ることが先決ですね。就活ではコミュニケーション能力が大事といわれますが、これは基本的に楽しく人と会話する力ではありません。自分と対話する力です。自己対話がなければ、他者も変わらないし、組織も変わっていきません。学校を変えようと思ったら、まず自分から変わっていかなければならないわけです。

そうして多様な経験を通してアンラーンをしつつ、自分を見つめ、他者も変容していく関係をどう作っていくかだと思います。

木村:アンラーンというと、今までの自分の知識を捨てなければいけないように感じる人もいると思うのですが、決してそうではないと考えています。捨てるという感覚よりは、一旦脇に置いてみる。新たなものを吸収して、合わなければまた元に戻ってもいい。そんな形で捉えてもいいのではないでしょうか。

教師に必要なマインドシフトとは

宮田:さて、ここからは教育者として私たちはどのようなマインドシフトが必要か、どのような学びをしていくのがいいのかについて考えていきたいのですが、木村先生はいかがでしょうか。

木村:私は成長オタクで、何かを学んで成長したいという傾向が強いんです。自分が成長したときは嬉しいのですが、一方で、自分ができないこと、マイナス面もこれまで見えなかったものが見えるようになってきました。

これまでは、それをいかに克服するかを考えていたのですが、最近になって気づきがありました。自分が見たくないところや嫌なところ、それを受容していく過程こそが、私を強くしているということです。マインドセットやアンラーンのためには、まず自分が自分の中に見たくないもの、共にいられないものをしっかり見て、認めていくことから始めるしかないと思っています。

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