東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #凡人が天才に勝つ方法

できる人が「完璧」より「とりあえず完成」目指す訳 【つんく♂✕けんすう対談】3回目(全5回)

8分で読める
  • つんく♂ 総合エンターテインメントプロデューサー
  • けんすう 起業家、投資家
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

けんすう:本当に「一度完成させること」って大事ですね。

僕は出版社さんとよくお仕事をするんですが、漫画家志望の方がうまくいかないよくある理由は、完成させないことなんだそうです。

たとえば新人漫画家なら、最初は1ページの読み切りを完成させて、その後4ページ、8ページと増やしていく。いきなり50ページの読み切りは難しいけれど、1ページや4ページなら描ける。そうやって「いったん完成させる」ことが大事なんだそうです。

つんく♂100%の出来じゃなくていいから、いったん完成させて「箸を置く」イメージですね。

けんすう:そうなんです。一度完成させたものを手直しすることはできるけど、未完成のままだと客観的に見られないから、修正点もわからないですよね。

完成させないと「バッターボックス」にも立てない

つんく♂:それに、完成させないと「バッターボックス」にも立てないですよね。

そういう意味では、とくにいまはYouTubeだってX(旧Twitter)だってTikTokだって、投稿というゴール、つまりチャンスは無数にあるわけです。

以前は自分の作品を世に出すにも出版社やレコード会社を通さなければならなかった。でも、いまは直接アップして、リアクションもダイレクトに感じられる。リアクションを見て修正することもできる

だから、完成させて送信ボタンを押す勇気って、実は大事なことなんですよね。

けんすう:一度やってみてうまくいかなくても、そこでやめてしまうんじゃなく、真摯に、地道に続けていくことも大切ですね。

つんく♂:そうですね。ただ、アマチュアならいいけど、それを仕事にしたいなら、プロとしての価値がないと報酬はもらえない。どこで方向転換するかも大事だと思います。

たとえば長い下積みを経てM-1グランプリで優勝するお笑い芸人もいるし、シニア世代の新人小説家がいたっていい。自分がどこまで粘れるか、というのも肝でしょうね。

*1回目:会社員でも「プロ意識」全然ない人、ある人の大差

*2回目:「"やりたいこと"わからない病」処方箋は"これ"だ」

*つづきの4回目は11月7日(火)公開予定です

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象