首都圏では中学受験が年々激化し、過去最高受験者数を更新し続けている。2023年の首都圏における私立・国立の中学受験者数は、推定5万2600人(首都圏模試センター調べ)といわれている。
その影で、注目が集まっているのが、私立や国立の小学校への入学を志願するいわゆる“お受験”だ。「お受験じょうほう」サイトを運営するバレクセルによると、首都圏の1都4県での私立小学校の受験者数は、のべ2万6000人とみられる。
これまで特別な家庭の子どものためのものと思われてきたお受験だが、今や一般家庭、とくに共働きの家庭で子どもを私立や国立の小学校に通わせたいという熱が高まっている。
この連載では、お受験のリアル、そして私立や国立小学校の実態や、実際に通わせている家庭の考え方などに迫っていく。今回は、専業主婦有利と言われてきた私立小だが、共働きであることはもう不利にならない現状について注目した。
「共働き小学校受験への道」では小学校受験についての体験談を募集しております。ご協力いただける方はこちらのフォームよりお願いいたします。
共働き支援の姿勢になってきた私立小
首都圏の中学受験の過熱に比例し、私立や国立の小学校受験も徐々に熱を帯びてきている。
過酷な中学受験勉強を避けるため、子どもにより良い教育を与えるため、子どもや家庭にあった教育方針の学校に通わせるため、など理由はさまざまだ。
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