首都圏では中学受験が年々激化し、過去最高受験者数を更新し続けている。その影で、注目が集まっているのが、私立や国立の小学校への入学を志願するいわゆる“お受験”だ。これまで特別な家庭の子息のためのものと思われてきたお受験だが、今や一般家庭、特に共働きの家庭で子どもを通わせたいという熱が高まっている。この連載では、お受験のリアル、そして実際に私立や国立小学校の実態や通わせる家庭の考え方などに迫っていく。
今回は、今お受験に注目が高まっている理由について「お受験じょうほう」サイトを運営するバレクセルの野倉 学氏に聞いた。
本連載「共働き小学校受験への道」では小学校受験についての体験談を募集しております。ご協力いただける方はこちらのフォームよりお願いいたします。
身近になりつつある私立“お受験”
『二月の勝者』をはじめとするドラマや小説のテーマになるほどに、今や中学受験は首都圏では一般的になった。2023年の首都圏における私立・国立の中学受験者数は、推定5万2600人(首都圏模試センター調べ)。
その一方で、首都圏の1都4県での私立小学校の受験者数は、のべ2万6000人(バレクセル調べ)。
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