「なぜ英語を勉強するの?」子どもにどう答えるか 知っておくべき"教養としての英語"という視点

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(画像:『小学生が夢中になる! 英語の教養マンガ』)

英語には、「いってらっしゃい」「ただいま」に相当する言葉がありません。また、「いただきます」「ごちそうさま」もありません。それを知って「ごちそうさまがないなんて、マナーがないの?」と感じる子どももいると思います。

しかし、実際にはそうではなくて、違う言い方をするのですね。「ごちそうさまはないけれど、It was delicious!(おいしかった!)と言うよ」ということを知ると、「それもいいね」「使ってみよう」と思えますね。

英語には日本のように形式的な表現はないけれど、心のこもったメッセージを日常で使っているのだという、学びを得ることができます。こういった気づきの数々が「主体的な学び」につながっていくのです。

家庭での英語教育に大切な視点とは 

母語の獲得で言えば、1歳で意味の弁別に必要な音の獲得が終わり、5・6歳になると文法もおよそ獲得できます。冒頭でも触れましたが、日本では未就学児の6割が英語に親しんでいると言われています。幼稚園や保育園、街中、TV、YouTubeなど、触れる情報からなんとなく英語を知っているのですね。

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