今では、この理論に対して諸説ありますが、わかりやすく説明するために一つの基準として扱います。ここでは、「社会的地位が上がるほど、高次の欲求を満たしたくなる」と考えてください。
ここでお伝えしたいのは、実は、相手が達している欲求の階層によって、「相手が気持ち良くなる」または「話しやすくなる」相槌が変わるということです。
逆に何も考えずに「なるほど」「そうなんですね」といくら連呼しても、会話は盛り上がらず、いい話を引き出せる可能性も減ります。
欲求階層ごとの最強の相槌とは?
例えば、どの欲求段階の人に対してどのような相槌が効果があるかというと、
(他者より抜きん出ていることを強調)
この方々は、「すごい」と相槌を打つと話すことがノリノリになっていきます。
なぜかというと、社会的に認められたいという欲求があるため「他者よりすごい」という言葉を集めて生きている傾向があるからです。
家にファイルして飾ってあるのかな……というほど集めています。
新しい「すごい」コレクションをプレゼントしましょう。
(オリジナリティを指摘)
ここまで来ると「すごい」という言葉では心を動かすことは難しくなります。
なぜかというと、資本主義で競争に勝ってきた方が多く「すごい」を言われ慣れてきているからです。「尊厳欲求」以上を求めている方は、すでに他者との比較を終えており、オリジナリティを求めています。
効果的な相槌は「面白い」です。
「新しい発想であること」「初めて見た」など、オリジナリティを指摘する相槌を打つことで心が躍り出し、「こんなこと初対面で言っていいのかな」とニンマリと笑いながら、ベラベラとなんでも話をしてくれる傾向があります。
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