触った瞬間にわかる!「iPhone 15」驚きの進化 撮って実感した「失敗写真が生まれないカメラ」

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iPhone 15 Proシリーズには、これまで消音スイッチだった部分が「アクションボタン」に改められた。購入時の設定では、アクションボタンを長押しすると、これまで同様に着信音の消音を切り替えられるが、それ以外の動作を割り当てることができる。

新iPhoneのアクションボタン
アクションボタンはカスタマイズして、好みの機能を割り当てることができる(筆者撮影)

現在は、消音モード、好みの集中モードへの切り替え、カメラ起動と起動中のシャッターボタン、フラッシュライト点灯、ボイスメモ、カメラを用いた拡大鏡、ショートカット、アクセシビリティ、アクションなしに割り当てられる。今後のアップデートで翻訳機能の呼び出しにも利用できる。

個人的には、アクションボタンにカメラを割り当て、素早くカメラ起動と撮影を1つのボタンで実現できる点は非常に便利に感じた。ショートカットを組み合わせれば、家族に「帰宅します」という定型文をメッセージで送ったり、X(Twitter)などの好きなアプリを起動することもできるようになる。

USB-Cへの移行はスムーズか?

iPhone 15、iPhone 15 Proには、これまでのLightningに変わって、USB-Cコネクタが搭載された。こちらは標準的なコネクタとなっており、特にアップルは認証を行わず、充電ケーブルや外部機器の接続を許可するようになった。なおUSB-Cケーブルは1mのケーブルが1本付属してくるが、付属ケーブルでなくても問題はない。

iPhone 15(上)とiPhone 14(下)
iPhone 15(上)とiPhone 14(下)。コネクタがLightningからUSB-Cに変更されている(筆者撮影)

20W以上の充電器を利用すると、30分で50%まで充電容量を回復する急速充電に対応する。ただし、最大の入力は27Wとこれまで通りだ。

他方、iPhoneのUSB-Cポートから4.5Wまでの出力を行うことができ、AirPodsケースやApple Watchなどの充電に、iPhoneの電源を使うこともできる。出かけてからAirPodsの充電が足りないことに気づく、という場面はよくあるが、その場合でもiPhoneとケーブルさえあれば、5分程度の充電で数時間の再生時間を確保できる。

例えば、パソコンなどに利用するUSB-Cハブをつなぎ、充電しながらHDMI端子でテレビに接続して大画面で映像を楽しむ、といった使い方も問題なくこなしてくれるようになる。またマイクや外部記憶装置のSSDなどを接続して動作させることもできるし、USB-C経由でハイレゾロスレスの高音質な音楽を楽しむことも可能になった。

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