触った瞬間にわかる!「iPhone 15」驚きの進化 撮って実感した「失敗写真が生まれないカメラ」

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発売のタイミングではまだ試せないが、2023年末から2024年にかけて、ゲーム機やパソコン向けに開発されたゲームタイトルがそのままiPhone 15 Pro向けに移植されてくることになる。軽量化されたこともあり、ゲームを思い切り楽しみたい人は、6.7インチのiPhone 15 Pro Maxがおすすめとなる。

iPhone 15のスタンダードモデルにも、2倍クロップズームが搭載された点が、カメラ機能の大きなニュースだ(筆者撮影)

iPhone 15には引き続き、超広角カメラとメインカメラの2つが搭載される。2023年モデルでは、広角カメラが4800万画素と、これまでの4倍の解像度をそなえた。そのセンサーから得られる画像を2400万画素として記録する。つまりこれまでのiPhoneよりもより高精細な写真が記録されることになる。

さらに、センサーが4800万画素になったことで、中央部分を切り出して2倍ズームの画像を1200万画素で記録することができるようになった。Proモデルのようにズームレンズは搭載されていないが、画像劣化がない2倍ズームの写真が撮影できるようになったことは、スタンダードモデルのカメラ性能にとって大幅な進化だ。

もちろん景色を映す際にもよいが、食べ物や小物など、手元を写すときにも、画像劣化がない2倍ズームは非常に便利に活用することができる。これまで、2倍ズームはProモデルにしか用意されていなかった機能だけに、カメラ性能のPro並みの充実は製品価値を大きく高めている。

「6つのレンズ」を切り替えるカメラ

iPhone 15 Proは、昨年と同じように、12mm超広角カメラ、4800万画素の24mmメインカメラ、77mm望遠カメラの3カメラ構成だ。しかしこの3つのカメラで、6つの単焦点レンズを切り替える感覚で利用できる。その秘密は、メインカメラの機能向上だ。

iPhone 15 Proでは、標準のカメラモードの焦点距離を3種類から選べる(筆者撮影)

iPhone 15と同様、新世代のPhotonic Engineは、4800万画素の画像から1200万画素に切り出すのではなく、2400万画素にアップスケールして記録する方式をとった。アップルによると、センサーと画像処理エンジンの「スイートスポット」を探る過程で、そのような仕様になったという。1200万画素よりも高精細な画像記録が可能なことは言うまでもない。

そのアップスケールを取り入れることで、iPhone 15 Proでは、広角カメラを、24mm、28mm、35mmの3種類の焦点距離に切り替えることができるようになった。いずれも、一眼レフ・ミラーレスカメラでよく用いられるレンズで、切り替えておけば、次に起動する際に同じ設定で起動し、いずれの焦点距離でも2400万画素で記録される。なお超広角・2倍・望遠は1200万画素の記録となる。

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