何度もダメな相手と付き合う人、その精神構造 パートナー、友人、仕事相手…真実を見抜く方法

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◆自分が望むことは、わかりやすく積極的にコミュニケーションをとる
□自分から言わなければ、自分の欲求は相手にはわからない。気持ちを自然に察してもらえるわけではない
□身近な人に心をかき乱されたら、そのつらさを利用して、自分の心の奥底にある欲求を明らかにしていく。それから、その欲求を相手にどうやったら満たしてもらえそうかを、わかりやすく、親密なコミュニケーションを介して伝えていく
□はっきりした答えが得られるまで、何度でも問いかける
□親密な関係でも疲れることはある。そんなときは「また別の機会にしませんか」と丁寧に提案する。自分の状況をきちんと説明しよう

悪循環を断ち切る力

ここまで読み進んできたあなたは心がずいぶん軽くなっていることだろう。人間関係においても積極的に自分を表現していける。自分を大切にでき、精神的な孤独からも解放される。

精神的に未熟な親のせいで、自分を受け入れることも、気持ちを表現することも阻まれ、心からの親密さを望むことも難しかったかもしれない。だが大人になった今は違う。あのころの自分に引き戻すものは、もう何もないのだ。

あなたには精神的な強さと、人とのつながりを築いていける力があるということを忘れないでほしい。もっともっと幸せな人間関係を手にしていくためのカギは、成熟したあなた自身の内側にある。

ジョン・ボウルビィ(精神科医)は言っている。すべての人間が、「親しさ」を安全と見なす原始的な本能を有している、と。

リンジー・C・ギブソン 臨床心理学者

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Lindsay C. Gibson, PsyD

精神的に未熟な親のもとで育った人のセラピーをおこなう民間の病院に勤務。 親子の愛着に困難をかかえる人たちのサポートを精力的におこなっている。 女性誌に「幸福」についてのコラムを毎月寄稿し、過去に大学でも教鞭を執る。 著書『親といるとなぜか苦しい』はアメリカでの発売以来、版を重ね続けている大ベスト&ロングセラー。26カ国で翻訳出版され、「自分勝手で成長しない親」を持ったすべての人たちにとっての「回復の書」として熱烈な支持を集める。

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