何度もダメな相手と付き合う人、その精神構造 パートナー、友人、仕事相手…真実を見抜く方法

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ジェフリー・ヤングらが開発したスキーマ療法の理論に、「強烈なカリスマ性のある人がきっかけで、かつての否定的な家族のパターンに戻ってしまう」というものがある。こうした瞬間的な化学反応は、「子ども時代の自滅的な役割が水面下で再び頭をもたげだしたことを示す危険な兆候の可能性がある」と、ヤングは警告している。

「相手は、今の自分が望むものを本当に与えてくれる人だろうか」

これは、パートナーであれ、友人であれ、親戚であれ、精神的に未熟な人と付き合う際にやってみるべき重要な問いかけだ。

たまたま相手が提供している関係性を、自分は心から楽しんでいないのに、「その人との関係を切望している」と信じこんでいるだけなのかもしれないのだから。一歩引いて自問するのは、なかなか勇気のいることかもしれない。

オンラインデートやSNSでのやりとりは、相手の精神的な成熟度を明らかにするいい機会だ。それには、自己紹介や、メールを読むといい。

なかには書くことに秀でた人もいるが、個人が書くものであれば何であれ、その人の考え方や価値観、もっとも関心を寄せていることがみえてくる。相手の書いたものを読むことで、自分がどんな気持ちになるかもわかる。電話もしかりで、表情がわからないぶん、相手の言葉をしっかり観察できる。

それらを参考に、相手のタイミングやペースをどう感じるか、自分に問いかけてみる。

文章には、確実にその人の本性が表れる

自己紹介やメールやメッセージを読んだら、相手の印象をさっとメモしよう。こうすることで、自分の本能的な反応に意識を向けていけるようになる。

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